Last Update 2021.06.18
静かな建築と 変わりつづける世界 春は公園の桜を楽しみ、夏は夕立を愛で 秋は夕焼けに壁が染まり、冬は澄んだ空を見上げる。 この世界には、光や風や音が絶えず流れ続けています。 建築はその流れに秩序を与えます。 例えば日陰、静けさ、風の溜まり、風景の切取り。 ここでは、流れと秩序が一体となった都市の縮図のような建築を目指しました。 閑静な住宅地に佇む3棟に、14戸(A〜N)が入ります。 コンクリートのボリュームに格子状に外部空間が貫入することで 建物の内側に光が導かれ、風が抜け、視線が通ります。 様々な高さに設けたテラスは各戸の専有なので 安心して生活を外部に拡げることができます。 こうして無機質で静かなコンクリートの建物のまわりに住人の雰囲気がにじみます。 この建物に住んだ人が、木々や天気や町並みなどの 風景の一部と同じように隣人の存在を感じて お互いの気配を緩やかに楽しめればよいと思っています。 Text by 藤野高志 | 生物建築舎(Takashi Fujino / Ikimono Architects)[設計+監理]
ボクには 私には この部屋がいい 真っ白でボリュームのあるコンクリート造りの3棟に、 平屋、2階建て、3階建て、ロフト付など、 ひと部屋ごとに間取りが、そして暮らしの可能性が異なる住居が 14戸入っています。
格子状に空間を織り込むように設計されたコンクリートの壁面は、 ひんやりとモダンなスペースを創り出すとともに、 光と影、木々のそよぎ、鳥のさえずりなど四季折々の自然を やさしく導きいれます。
部屋の占有テラスは、さまざまな高さに設置され、 朝食から日光浴、夕涼みまで 屋外のプライベートを安心して満喫できるよう工夫されています。
1戸として同じ造りの部屋がないのは、 一人ひとりの個性が生かされ、 お互いに生かしあうような社会でありたい、 との想いから。
どの部屋も、あなたのために準備万端。 使い方は自由、暮らし方はあなた次第。
お気軽にぜひ内覧におでかけください。
代表取締役 望月陽子